再発見!和の知恵・季の習慣

vol.5

 沖縄時間 Life&Workレンジャー6 東京 三浦 陽子

夏といえば沖縄が思い浮かびます。私にとっては大好きな場所、ダイビングを趣味にしていることもありますが、子供達も小さいころから本島に限らず離島にも通って、海を楽しんでいます。

慶良間諸島(大小20あまりの島々)は、2014年3月5日に31番目の国立公園に指定されました。那覇市泊港から船で約20分~1時間の距離なので、気軽に日帰りすることが可能です。まず景色がすばらしく、美しいビーチがあり、そのビーチから泳いで見事な珊瑚の群生が見られるところは、世界の海の中でもそれほど多くはないと思います。「ケラマブルー」と称され、世界有数の透明度を誇る美しい海です(タイトル写真:撮影も筆者)。
 
そして、沖縄は時間の流れがゆったりしています。特に離島はみんながのんびりしていて、いつも笑っているイメージがありますね。そのせいか、人がとてもあたたかく感じます。都会で時間に追われ忙しい時を過ごしている人たちは、味わったことのない心地よい空間がひろがり癒されます。

沖縄料理も美味しいですよね。ラフテーやミミガーなど豚肉を生かした料理だけでなく、チャンプルーや沖縄そばなどのあっさりした食べ物も充実。海ぶどうなどの珍しい食材もありますが、私のおすすめは、かき揚げ、卵焼き、味噌汁などいろいろな料理に手軽に取り入れられる「アーサ」です。 「アーサ」とは、岩場に生える緑色海藻の一種で、「あおさ」とも言われます。「あおさ」は、高タンパク質で食物繊維が豊富で、ミネラル、カルシウム、カロチン、ビタミンなどの栄養素もたっぷり! 消化も良くて沖縄では定番の食材です。島豆腐とこの「あおさ」のアーサ汁は、とてもあっさりとした上品なお吸い物です。
 
沖縄は、これから過ごしやすい季節になるので、
ぜひ何もせず、のんびりした「沖縄時間」を体験しに行きませんか。

First Posted : 2014.8.26 on "clover&"

PROFILE

三浦 陽子

多くの子どもたちと、夏は磯遊び、冬はスキーといったアウトドアを楽しみ、外遊びから「生きる力」を身につけた人材を輩出すべく活動中。

Life&Workレンジャー6 東京
自らの経験を含めさまざまな家事・育児事例を知る「暮らしのプロ」として、札幌、大阪のメンバーと連携して結成。各種講演、講座、ワークショップを展開しています。
〈近況〉9月19日(金)「親を楽しむサロン アウトドアで養う『生きる力』」

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