再発見!和の知恵・季の習慣

vol.24

 夏野菜:ナス、トマト、キュウリ Life&Workレンジャー6 東京 三浦 陽子

じめじめした梅雨空が続いていますが、本格的な陽射しが降りそそぐ夏ももうすぐですね。
ただ、エアコンなどで体調を崩したり、熱中症、食中毒を引き起こしやすい時期でもあります。

太陽の光をいっぱい浴びて、元気でみずみずしく実る夏野菜。代表的なものとして、キュウリやトマト、ナスが挙げられます。濃い、ハッキリした色で、いかにも栄養満点なこの3つを使った簡単サラダをご紹介します。友人に教えてもらったのですが、本当に簡単です。

ナス、トマト、キュウリはそれぞれ食べやすい大きさに切る。ナスは塩をふっておき、しんなりしたら水気を軽く絞る。あとは合わせて、酢、塩、こしょう、オリーブ油で和え冷蔵庫でしばらくおき、冷たくしていただく。
暑い日に食欲が進むレシピです。

ナス、トマト、キュウリに含まれる栄養素とその効能は、夏にぴったりと言えます。
〔ナス〕
食物繊維が豊富でカロリーも低いので、ダイエットにぴったりです。
「ナスニン」という紫色の色素のポリフェノール類の一種が含まれます。ナスニンには活性酸素を抑える効果があり、細胞を活性化させます。またブルーベリーと同様に目の疲れを改善する効能が判明しています。
油や味噌ととても相性が良いので、揚げものや炒めものに最適ですね。
〔トマト〕
「トマトが実れば、医者が青くなる」。これは古代ギリシャ時代の言葉です。
強い抗酸化作用を持つリコピンが豊富に含まれていて老化防止に効果が期待できます。
ビタミンCが多く含まれていますので、免疫力を高め、風邪予防にも役立ちます。
〔キュウリ〕
成分の約95%は水分ですが、ビタミンCやカリウムが含まれています。
利尿作用があるカリウムは体内の塩分を排出してくれるので、むくみ解消に役立ちます。
果肉には美肌や夏バテ予防に欠かせないビタミンCが、皮には抗酸化作用の強いカロテンが含まれています。

夏野菜を食べることは、私達の体を健康な状態に保ってくれます。
栄養価の高い夏野菜をフルに活用し、暑さに負けない体力を作りましょう。

First Posted : 2015.6.16 on "clover&"

PROFILE

三浦 陽子

多くの子どもたちと、夏は磯遊び、冬はスキーといったアウトドアを楽しみ、外遊びから「生きる力」を身につけた人材を輩出すべく活動中。

Life&Workレンジャー6 東京
自らの経験を含めさまざまな家事・育児事例を知る「暮らしのプロ」として、札幌、大阪のメンバーと連携して結成。各種講演、講座、ワークショップを展開しています。
〈近況〉 6月19日(金)「親を楽しむサロン 夫と楽しくつき合い続ける方法」

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