
vol.45
「仕事」という名の「遊び」 「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ「お手伝いして」って言うと、お子さんはどんな反応を示しますか?
今回はお手伝いも遊びにしてしまおう、というお話です。
子どもは小学校低学年くらいまでは「ごっこ遊び」を楽しめますよね。そこで、ごっこ遊びの中で家事をしてもらうのです。「お仕事ごっこ、しない?」と誘いましょう。
「お仕事の種類は3つ。食器屋さん、クリーニング屋さん、お風呂屋さん。どれがいい?」
というように選んでもらいます。
子どもの年齢に応じて、仕事の内容を変えてくださいね。
食器屋さんは食器洗いをして、拭いて、テーブルをお店にして食器屋さんを作ります。ディスプレイも考えて、POPなども書くと本格的。
クリーニング屋さんは干してある洗濯物をキレイに畳んで配達をします。配達をするときに紙袋に入れて、本物のクリーニング屋さんのように。可能ならお母さんの目の届く所でアイロンに挑戦するのもいいですね。
お風呂屋さんは掃除をしたり、石鹸の補充をしたりして、お風呂を沸かします。コーヒー牛乳やビールを準備して、お風呂上がりのお客さんに販売できるようにしましょう。おもちゃのお金を使って、本当に支払いもします。
この遊びの面白いところは、「本当に仕事をする」遊びだということ。
ごっこ遊びだけど、本物の食器、本物の洗濯物、本物のお風呂を使って本当の仕事をしながら遊ぶのです。ただのお手伝いより盛り上がります!
仕事の仕方や注意点は、最初にしっかりと教えましょう。遊びがスタートしたら、もう口出しはせず、本当に危険なところだけ注意するようにします。決して「上手く出来るように」とか「もっと丁寧に」などとダメ出しをしてはいけませんよ。楽しくなくなっちゃいますから。
お母さんは「キレイなお風呂ね! 気持ちがいいわ」「クリーニング屋さん、お洋服をキレイに畳んでくれてありがとう」などと大いに感謝しましょう。
退屈な休日にぜひお試しを♪ 丸一日潰れますよ!
First Posted : 2015.5.29 on "clover&"