vol.29
おしくらまんじゅう動いてポカポカ!(2)
「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ押しくらまんじゅう、押されて泣くな! 懐かしいフレーズですね。
冬の遊びの代表格、押しくらまんじゅう、実は本当にとーってもあったかいのです!
今回は押しくらまんじゅうの魅力を再発見します。
押しくらまんじゅうは昔の遊び、と思っていませんか? ところが、今でも幼稚園や保育園で遊んでいる姿を見かけるんですよ。これが可愛い!!
町工場の昼休みに社長も社員も一緒になって押しくらまんじゅうをしている様子をテレビのニュースで見たこともあります。社員同士のコミュニケーションを図るために取り入れたのだとか。
なるほど、押しくらまんじゅうの魅力の一つ目は、体をくっつけあって「温まること」ですが、それだけではないようです。
二つ目の魅力は、「コミュニケーションが深まること」。
人は触れあうことで親近感を持つようになり、距離がぐっと縮まります。
特に大人同士の場合、「触れあう」という機会は、よほど親しい仲で無い限りほとんどありません。
テレビに出ていた工場でも、押しくらまんじゅうをするようになってから、社員同士の会話が増えて
コミュニケーションがスムーズになったそうです。
押しくらまんじゅうは素晴らしいコミュニケーション遊びでもあるのです。
三つ目の魅力は、「相手への思いやりが育つこと」。
押しくらまんじゅうは、やってみると案外難しいのです。みんなが腕を組んで押し合うのでバランスを崩しやすく、すぐにバラバラになってしまいます。
一人一人が呼吸を合わせて、力加減やリズムを考えて、崩れないように工夫をすることで、押しくらまんじゅうが持続します。
みんなを思いやる気持ちがあって初めて押しくらまんじゅうを楽しめるのです。
身を寄せ合って、相手を思いやって、体も心もポカポカにあったまりますよ~!
さあ、北風の冷たい日こそ近所の公園に出かけて、レッツ! 押しくらまんじゅう!!
First Posted : 2015.1.30 on "clover&"