vol.23
絵本、大人の楽しみ方 「ナイス！コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ最近「大人のための絵本」というものがあるのですね。美しい絵に、心を打つ美しい文章やシンプルで核心を突いた文章が添えられています。
大人の心を癒してくれる「大人の絵本」も素敵ですが、子どもに読み聞かせていた普通の絵本だって私たちを大いに楽しませてくれるんですよ！
私は子どもの頃から、そして今も絵本が大好きです。
子どもが生まれたとき、「これでまた好きなだけ絵本が読める！」と嬉しく思いました。娘と図書館で借りて読むのも楽しみでしたし、好きな絵本は買い集め、月刊本も含めるとその数は一時300冊近くありました。娘が成長した今も、手放せない絵本が100冊ほど手元にあります。
娘が高校生になり大人の目線で絵本を見るようになった今、再び二人で絵本を読むと、子どもの頃とは違った楽しみを感じます。
「この絵本の絵が怖かった！」「ママはいつもこんな風に読んでたよ」「ここは二人で声を合わせて読むんだよね」「私はこのパンケーキに憧れてた！」など、絵本にまつわる想い出話に花が咲きます。
娘は子どもの頃の、私は子育て真っ最中の、幸せな時間が戻ります。
大人になってから絵本を読んでハッとさせられることもたくさんあります。
子どもの頃は絵本の主人公目線でしか見られなかった物語が、大人の目線で見えてくるのです。その物語は全く別の面白さを与えてくれます。
絵本を読むことで「子どもの気持ちがわかる」ということもありますね。
幼い子どもの行動や言葉に隠された気持ちを、絵本はとても上手に描いています。困った行動も可愛く思えたりするのです。
絵本の中に出てきた美味しそうなお菓子や料理を再現できるのも、大人の絵本の楽しみ方。似たようなレシピを探し出し、似たような器に盛りつけて、憧れのシーンを再現する楽しさは格別です。
お家の中でココアなど飲みながら、懐かしい絵本を広げてみてはどうでしょう。
きっと幸せな時間を過ごせますよ♪
First Posted : 2014.12.5 on "clover&"
