vol.14
走る楽しみ、感じよう! 「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ「走ること」それは最もシンプルなスポーツであり遊びです。
小さい子っていつも走っていますよね。急いでもないのに暇さえあれば走っている。
一人でも嬉しそうに走る。二人になるとたいてい鬼ごっこして走る。大勢になるともう楽しくなって意味もなくグルグル走る。
そんな様子を見ていると、「走るのって楽しいんだなぁ」と思うのです。
「走ること」はお金もあまり掛からず、一人でも誰かと一緒でも楽しめる手軽な「遊び」です。残暑も収まり、いよいよ体を動かすのに最適な季節になりました!
10月の前半は2回にわたって「走る楽しみ」についてお伝えします。
私は若い頃、リレーなど短距離走は好きでしたが、長距離走は大の苦手でした。マラソンなどもってのほか。最寄りの駅まで走ることすらしませんでした。走るのは急いでいて仕方なく、嫌々走っていました。
ところが40代半ばにさしかかったある日、唐突に「走ってみよう」と思い立ったのです。
かなり運動不足だった私ですが、ゆっくり走るスローランニングから始め、10分、20分と走れる時間が長くなり、だんだん「走る楽しみ」を感じるようになりました。
一人で走っていると自分の身体の事がよくわかるようになります。黙々と走るので、「体が重いな」「昨日より坂道が苦しくないな」等、自然と自分の身体の調子に意識が向くのでしょう。一人で走ると「自分の身体」とコミュニケーションが取れるのです。
一方、夫や友人と走ると「人」とのコミュニケーションが楽しめます。お互いを気遣い、無理のないスピードで走る。走り方やコースについて話したり、きれいな風景を一緒に楽しんだり・・・。一人の時より長く走れるから不思議です。
「走る楽しみ」は意外にも「自分の身体」または「人」とのコミュニケーションにありました。
次回は大人も子どもも一緒に楽しめる「走る遊び」についてお伝えします。
First Posted : 2014.10.3 on "clover&"