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乳がん検診のすすめ 暮らしのダイエット・トレーナー 笹島 かなみ「乳がん検診」受けていますか?
乳がんは30歳代以降、中でも40~50歳代や閉経期前後の女性の発生が一番多く、この年代のがん死亡原因のトップです。にもかかわらず、検診を受けているのは欧米の70%以上に比べ日本は20%台~30%程度とかなり低い現状です。
初期症状には、乳房のしこり、乳頭の変化、腋の下のリンパ節の腫れ等があります。そのほとんどが、検診や自己触診で異常の有無を調べることが可能で、早期発見・治療へつながります。
一般的に乳がん検診は、視触診とマンモグラフィという機械で行われます。
マンモグラフィは乳房専用のレントゲン検査です。透明の圧迫板で乳房を挟み、薄くのばして撮影します。圧迫の時に多少の痛みが伴うので経験者は嫌だと感じている人が多いようです。実際、私も痛くて嫌でした。
しかし、最近では受診者の痛み・不安を和らげるために機械も変わってきています。圧迫板の素材や形を工夫することで圧迫痛を減少させる改良や、検査を受ける立場の女性スタッフの目線を重視して開発された「ぺルル(真珠という意味)」というマンモグラフィがあります。このような新しい機械を導入している施設・病院も増えていますので、近くにあるか調べてみてはいかがでしょうか?
また、生理の前はホルモンにより胸が張りやすくなりがちです。痛みを回避するために前後1週間を避けて予約日程を決めるのもコツです。
検診は大切な事とわかっていても、重大な変化がない限り後回しになりがち。
でも、がんは誰にとっても決して無関係なものではありません。家族と自分の笑顔を守るために、40歳からは2年に一度のペースで検診を受けることをおすすめします。
First Posted : 2014.8.6 on "clover&"