
vol.11
「ごちそうさま!」の達成感~ごはん全部食べよう!(2) ~
ナイス!コミュニケーション*nico いりさわのりこ前回より連続でお伝えしているテーマは「ごはん全部食べよう!」です。ごはんを残してしまいがちな子どもに、全部食べてもらうアイディアを紹介しています。
前回は「空腹感」が大切だというお話を書きました。
今回は「達成感」に焦点を当てます。
子どもがごはんを全部食べた時、達成感や喜びを感じることができたら、「また明日も全部食べよう」って思ってくれるのではないでしょうか。
まず一つ目のポイントは配膳の時に「盛りすぎないこと」。
ごはんを残しがちなお子さんに沢山盛りつけてしまうと、見るだけで「食べられないかも」と不安になってしまいます。その日の調子によって、お腹の空き具合も違いますし、おかずの好き嫌いもあるでしょう。お母さんの「これくらいは食べて欲しい」という感覚で盛りつけてしまうと、食べる意欲が湧いてきません。いつもの様子を見て「これくらいなら食べきれる」という量を盛りましょう。
「全部食べられた!」という達成感を感じることが一番大切ですもんね。少ないくらいでちょうどいいのです。
まだ食べられそうだったら「おかわり!」というワンランク上の達成感を感じられます。
もう一つのポイントは全部食べられた時のお母さんの反応です。
「わあ! すごい! 全部食べられたね~」「偉かったね~」とほめたり、さらに「最近背が伸びたと思ったけど、全部食べたからもっと伸びるね~」など、成長を感じられる声かけをするのも効果的。
ごはんやお弁当を作っている私たちは、家族が全部食べてくれたら嬉しいですよね。明日も頑張って料理をしよう!って思えます。
「全部食べてくれたから、お母さん嬉しい! ありがとう」とストレートにそんな気持ちを伝えましょう。
全部ごはんを食べると気分が良い、嬉しい、と感じてくれたらしめたもの。
この達成感を感じてもらうことが「ごはん完食」への近道ですよ!
First Posted : 2015.3.5 on "clover&"