楽しいごはん、嬉しいおやつ

photo=irisawa

vol.4

 イライラ手作りより、ニコニコ市販のお総菜! ナイス!コミュニケーション*nico いりさわのりこ

「手作りの食事が一番」という食育的優等生な言葉に縛られている女性達が多いようです。
「手作りが一番」って分かっているから、忙しいときに仕方がなく買ったお総菜をテーブルに出すとき、罪悪感がチクリと胸を刺す。その罪悪感、今日限り捨てましょう!

四六時中、市販のお総菜に頼りっぱなしというのは食育的にオススメはしません。でも、どうしようもなく時間がない、とにかく忙しい、具合が悪いなど、正当な理由があるときは堂々とお総菜を買いましょう!

「お総菜を買う罪悪感」を消すポイントを3つ紹介します。

一つ目は、きちんとお皿に盛りつけること。
大皿に盛って、洗ったレタスとプチトマトを添えて出すだけでも、家族は料理に愛情を感じるものです。
お総菜とご飯を一緒に盛りつけるワンプレートも見た目が美味しそう。洗い物も少なくて一石二鳥。「今日は買ってきちゃった!」と明るくテーブルに出しましょう!

二つ目は、なるべく美味しい状態にして出すこと。
例えば鶏の唐揚げなら、ラップをかけずに電子レンジで30秒~1分温めて、油を引かないフライパンで表面をこんがり焼き付けます。サクサクの揚げたてのような唐揚げになりますよ。
「美味しいご飯を食べさせたい」という想いが家族に伝わるのと同時に、自分の罪悪感もなくなります。
写真は買ってきた唐揚げを上記のように温め直して、黒酢+ごま油+醤油+砂糖+みじん切りのネギを適当に合わせたタレを回しかけて(ユーリンチー)風に仕上げました。
自分でも市販の唐揚げであることを忘れる美味しさでした(笑)。

三つ目は、ニコニコと食卓を囲むこと。
お総菜を買うほど忙しかったり、他のことに気を取られていても、ご飯を食べるときだけは笑顔でいましょう。ニコニコするためにお総菜を買うのです。
イライラ手作りより、ニコニコ市販のお総菜!
笑顔の食卓、それが食育で最も大切なことだと思うのです。

First Posted : 2014.11.27 on "clover&"

PROFILE

いりさわのりこ

「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰。
「コミュニケーション・スキル講師」「おもちゃコンサルタント」の資格を活かし、親子向け講座や企業研修などで「コミュニケーションの大切さ、楽しさ、ノウハウ」についてお伝えしています。札幌・東京・大阪の講師集団「Life&Workレンジャー6」のメンバーとしても活動中。

〈近況〉ブログ:ナイス☆コミュニケーション *nico

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