vol.35
大人もブランコ! 「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ先日、公園の前を通りかかってふと思いました。
「私、いつからブランコに乗っていないんだろう」って。
みなさんは大人になってからブランコに乗りましたか?
小さい頃から大好きだったブランコ。
小学生の頃は誰が一番高く漕げるか競争したり、大きく揺らして飛び降りて飛距離を競ったり、今思い出すと、ケガをしなかったのが不思議なくらい、かなりやんちゃな遊びをしていました。
中学生の頃は、学校帰りに友人とブランコに乗りながら何時間もお喋りをしました。
高校生の頃は、デートでブランコ。短大時代は大勢のサークル仲間と夜の公園でブランコ。
みなさんもそんな想い出があるのでは?
ブランコって不思議。漕いでいる人の気持ちが表れる気がします。
ガンガン高く漕いでいる時は挑戦的でエキサイティングな気持ち。
ウキウキした気持ちの時は、浮遊感を楽しめる程よい高さまで。
ションボリしている時には、まるで自分を「よしよし」となぐさめるように。
ブランコは自分の成長と共にあったんだなぁ、としみじみと思うのです。
大人になってしばらく忘れていたブランコに再会したのは、自分が母になった時でした。
まだ歩けない赤ちゃんの娘を抱いてブランコに乗ったのが、大人になって初めてだったかもしれません。そこから又ブランコとの付き合いが始まりました。
歩けるようになった娘にブランコの乗り方を教え、教えてもいないのにやんちゃな乗り方をする娘を心配して・・・。
娘のためのブランコを眺めた日々。彼女が成長した今、今度は自分のためにブランコに乗ってみようと思いました。
近所の公園で久しぶりに乗ったブランコ。
どんどん漕いで高くなっていくと笑いがこみ上げてきます。大人になっても、その高揚感は子どもの時のまま。子どもの頃と変わっていない部分を見つけて何だか嬉しいのです。
子ども心を取り戻すと、大人は少し元気になれるのかもしれませんね。
First Posted : 2015.3.13 on "clover&"