家事&暮らしニュースサロン

vol.27

 いい夫婦の日、 目指せベストパートナー 暮らし学舎。 前田真理

福山雅治さんの結婚報道から早一か月。私の周りでもショックを受けた人は数知れませんが、超人気者の結婚とあって、まさに衝撃が走った! というほどの騒ぎでしたね。
ワイドショーをはじめ、メディアも大賑わいでしたが、人気者だけに、お相手の吹石さんがなぜ選ばれたのか? という話題となり、それらを語るコメントから、理想の妻像が透けて見えるようでもありました。その後も芸能人の結婚報道が相次ぎ、まさに結婚ブーム。
来る11月22日はいい夫婦の日。有名人に贈られる「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー」が、今年はどのカップルの手に渡るのか、気になるところです。

いい夫婦の日は、1988年に財団法人余暇開発センター〈現(財)日本生産性本部〉が、夫婦で余暇を楽しむゆとりあるライフスタイルを提案したことからスタート。昨年、明治安田生命がこの日にちなんで行った調査では、夫婦円満の秘訣は、「会話」「感謝」「尊重・信頼」であると集計。また、「我慢・辛抱」では、20代の夫が25.6%に対し、70代の夫は41.2%と開きがあり、「長い夫婦生活の中で、夫は徐々に忍耐強くなっていくことが大切なのかもしれない」と結んでいますが、みなさんはいかが思われますか?

いい夫婦として、私が思い浮かべるのは、時代をかなり遡った、満州国皇帝・溥儀(ふぎ)の弟である溥傑(ふけつ)と、侯爵家長女・嵯峨浩(さがひろ)のカップル。「流転の王妃」などとして、本やドラマにもなりました。国策として結婚させられ、戦時下で過酷な運命にさらされたふたり。今も残る幸せそうに腕を組む姿の写真や、おびただしい数の往復書簡から、純粋に愛し合い労り合う夫婦の美しくもチャーミングな姿が垣間見え、心を動かされます。

結婚時には、愛に満ちていたふたりも、長い結婚生活の中では関係が変化し、愛情も渇きがちに。相手にこうあって欲しいと求めることがついつい多くなりがちです。いい夫婦の日を機に、私たちはどんな夫婦になりなりたい? そんなことを思ってみるのもいいかもしれませんね。
私はまずは、「ありがとう」をもっと気持ちよく伝えてみようかな。

First Posted : 2015.11.4 on "clover&"

PROFILE

前田真理

フリーランスライターの傍ら、「暮らし学舎。」を主宰。
家のコトを家族や仲間とシェアして、幸せ感ある心地よい暮らし方を見つけよう!と活動中。
暮らしに関する講座を開くほか記事やFacebookで情報発信している。
「暮らし学舎。」FBは、https://www.facebook.com/kurashigakusya

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