vol.6
進化する買い物スタイル 暮らし学舎。 前田真理日々の忙しさと、ずぼらな性格がゆえに、普段あまり買い物に出かけない私は、通販サイトや宅配を利用した買い物が多くなりがち。その反動か、たまに出かけると、テンションが上がって、気がつけば両手に荷物を抱えている自分に、苦笑してしまいます。みなさんの買い物はいかがでしょう?
ライフスタイルが多様化した現在は、売り手も様々な買い物の方法を提供しています。地元商店街では、高齢者のためのお届けサービスや、過疎化や高齢者率が高い地域への移動販売車も増加している模様。消費者調査を行なうソフトブレーン・フィールド(株)は、妻の買い物スタイル調査で、年齢が上がるに連れて実店舗での買い物比率は減少し、30代以降の世代では4人に1人がネットスーパーを普段の買い物に利用というデータを今年2月に発表しています。
コンビニ業界でも動きが。7&iHDは、グループ企業のネット販売商品を「セブン‐イレブン」店頭で受取れるサービスを実施。注文の翌々日には受取れるだけでなく、返品も可能です。来年には、当日受取りも可能になる予定だとか。一方ローソンでは、Amazonの通販サイトで扱う商品を店頭受取りできますが、来年春以降は、注文も店頭の専用端末でできるよう準備中です。
とはいえ、通販サイトで手軽に買い物できるのはいいけれど、届いてみたら、思っていたものと違う、という経験がある方は多いはず。私もそんな失敗から、特に服飾品は躊躇しがちでした。しかし最近は返品無料を打ち出すサイトも増加。さらに、11月から、服飾を中心に扱う、通販サイトと実店舗のそれぞれの良さをドッキングさせたシステム「Tabモール」が登場。実店舗にない商品を通販サイトで注文。百貨店などにお取り寄せし、試着してから購入できるというものです。
「こんな物があったら便利だな」が作り出される時代から、「こんなシステムがあったら便利だな」が次々と生まれる時代へ。ドラえもんを超えた世の中が、そろそろ始まっているのかもしれませんね。
First Posted : 2014.12.17 on "clover&"