
vol.4
歯の治療~歯科麻酔について~ 暮らしのダイエット・トレーナー 笹島 かなみ痛みが激しくならないと足が向かない場所。
私の場合は歯医者さんです。特に、治療のための麻酔が苦手で診療台に座るだけで汗が出てきます。もしかしたら同じような人も多いのでは?
そこで、麻酔について調べてみました。
虫歯が見つかり、治療をするときに歯茎にブスッと刺す局所麻酔。嫌ですね! 思わず体に力が入ってしまいますが、今は注射の前に歯茎の表面を一度麻痺させる表面麻酔法があります。塗るタイプ、テープ式で貼るタイプ、スプレー式タイプ。これらを事前に数分間使うことにより注射がとても楽になります。
注射器も進化しています。従来の注射器は針が太めな上、手動で薬を注入していくので、薬が入る速度にばらつきが出て早くなると圧迫感があり痛みを感じることがありました。しかし、今は針もずっと細くなり表面麻酔をしてからうつと刺した瞬間がわからないほどです。また、電動注射器は薬を注入する速度が一定に保たれるので痛みも少なくてすみます。麻酔液の温度も痛みを軽減させる要因のひとつで、人間の体温くらいに温め調整する工夫もされています。
それでも恐怖心がある方には「笑気吸入鎮静法」というのもあります。笑気と呼ばれる麻酔ガスを鼻マスクから吸入します。鎮静効果があり不安感や恐怖心の少ないリラックスした状態になり穏やかな気持ちで治療が受けられます。小さなお子さんからお年寄りまで快適に治療が出来、意識がなくなることもないので医師との会話も可能です。また、健康保険の適用になります。
このように、麻酔に対する痛みや不安を取り除く対策は広がっています。
歯科を選ぶとき、どのような麻酔方法をしているのか事前に一度調べてみてはいかがでしょうか?
First Posted : 2014.8.20 on "clover&"