vol.22
熱さをもって暑さを制す!! 「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ毎日暑い日が続きますね。北海道育ちの私にとって関西の夏はいっそう厳しく感じます。
それで、ついつい冷たい飲み物や食べ物にばかり手が伸びてしまうんですよねえ。
でも思い切って暑い日に熱いものを食べると、スッキリ元気になるから不思議です。
よく「夏こそカレー!」とか「暑い日こそ熱いお茶」などと言いますよね。それにはちゃんと医学的な理由があります。
1つは熱いものには、冷房で冷えた体を温めて内臓機能の低下を防ぐ効果があります。
もう1つは、熱いものを食べて体温が上がると放熱しようとする体の機能が高まるそう。食べ終わった後には汗の蒸発と共に涼しく感じます。
私も昨年の夏から熱い食べ物、飲み物を摂るように心掛けています。
季節を問わず朝、起きた時に白湯を飲んでいます。夏でも熱めの白湯はスーッと体に染みこんで頭がシャキッとしますよ。
朝ご飯にも必ず一品だけは温かいものを。お味噌汁は特にオススメです。お味噌には前回のコラムでも登場した麹が含まれていて栄養面もバッチリ!
子どもたちは特に冷たいものが大好きですよね。おやつもアイスやかき氷、スイカ、ジュース等々、気がつくとお腹の中もひんやり状態。
暑い外から帰ってきた時は冷たいおやつで体を冷やすのも大切ですが、ご飯はぜひ温かいもの、熱いものを出してバランスを取りたいですね。
夏にオススメの熱いメニューはカレーを初め香辛料が利いた韓国料理やエスニック料理。香辛料の利いた食べ物にはさらに薬効も加わるので、元気になれそうです。
「水分・塩分」が同時に取れる熱いメニューもオススメ。鍋物や汁物、温かい麺類などは手早く作れるため、キッチンで長時間暑い思いをしなくて済みます。
夏は冷たいものを食べる、という習慣をちょっと見直して、熱い食べ物・飲み物で体調を整えてみませんか? 夏を元気に過ごせますよ!
First Posted : 2015.8.20 on "clover&"