楽しいごはん、嬉しいおやつ

Photo=irisawa

vol.19

 カップをガチャンと 置かないで 「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰 いりさわ のりこ

暮らしの中で「モノの扱い方」について考えたことはありますか?
モノの扱い方はさまざまな場面で人から見られています。また、扱い方によっては危険だったり迷惑になったりもします。レストランでお皿をガチャンと出されたら感じが悪いですよね。
モノの扱い方を知っていることは、実は安全面・マナー面でとても大切ですね。

包丁やハサミなど、「危ないモノ」の扱い方は最も重要です。
刃物を持ち歩くときには刃を下に向けて、落とさないようしっかりと持ちます。周りの人に「包丁が通ります!」と声をかけながら移動しましょう。
人に刃物を渡すときは、ご存じのように柄の方を相手に差し出します。その時、刃は自分の方へ向いているので、子どもに十分気をつけるように伝えます。
片づけるときにも、刃は下に、奥に向けることを徹底しましょう。
「刃」を意識する習慣がついたら、キッチン以外でも常に「尖った方を人に向けない」というモノの扱い方が身につきます。

次はお皿やコップなど「壊れやすいモノ」の扱い方です。
基本は「音をたてない」ということです。大人でも、急いでいるときやイライラしているときについガチャガチャ音をたてて食器を扱ったりしがちなので、私も子どもと一緒に気をつけています。
食器を丁寧に扱えるようになると、人の大切なモノを扱うときやドアの開け閉めなども、自然と意識できるようになりますよ。

最後は食品など「感謝の気持ちを持って扱いたいモノ」です。
時々スーパーでお客さんが手に取った野菜を放り投げて売り場に戻す姿を見かけますが、とても嫌な気持ちになります。食べ物に対する感謝、商品はお店のモノという意識、いずれも欠けていますよね。
子どもの頃から「食べ物は感謝の気持ちで大切に扱う」ことを伝えたいですね。

モノの扱い方は社会生活、旅行、アウトドアレジャーなど、どんな環境でも役に立つ習慣です。
ぜひ親子で再確認してみてくださいね!
 

First Posted : 2015.7.9 on "clover&"

PROFILE

いりさわ のりこ

「ナイス!コミュニケーション*nico」主宰。

「コミュニケーション・スキル講師」「おもちゃコンサルタント」の資格を活かし、親子向け講座や企業研修などで「コミュニケーションの大切さ、楽しさ、ノウハウ」についてお伝えしています。札幌・東京・大阪の講師集団「Life&Workレンジャー6」のメンバーとしても活動中。

〈近況〉ブログ:ナイス☆コミュニケーション *nico

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